活動報告:2022年3月度定例会

2022年3月度の定例会は「政策研・チームの歩き方2022」と題し、政策研内にある13のチームによる説明会が行われました。

はじめに遠藤代表よりご挨拶があり、続けて次のお話がありました。

政策研は、中小企業診断士が実務に携わる場を作りたいという思いで2003年に発足した。初めは5人だったが、現在は約380人と近年急に増えている。新たに中小企業診断士になった人は能動的に活動することが大事。政策研の活動に積極的に参加することで、他の誰にも負けない得意分野を作ってほしい、という思いで約20年やってきた。新入会員のみなさんには先輩やサポーターを信頼して人の輪の中に入っていってほしい。今後の活躍を心からお祈りしています。

続いて、会員部幹事補佐の佐藤会員より当研究会の組織概要や主な活動内容等について説明が行われました。
当研究会は現在、会員約380名、中小企業診断士の任意団体であり都道府県協会に所属していないこと等の説明がありました。
研究会概要はこちら
当研究会の入会にあたっては、中小企業診断士試験の合格が必要であること、年会費5千円の支払いと所定の手続きをすること、入会時に会則と個人情報保護方針を承諾する必要があること、1年ごとに更新する必要があること、士業の職業倫理を意識した言動をすること、について十分ご留意のうえ入会をいただきたい旨の説明がありました。


チーム紹介

1.岩本組
診断士は、中小企業経営者の役に立ち、資格を持つことの責任を果たすべきであり、事業再生・承継の支援が分からずして経営顧問はできない、との思いから、メンバー同士で切磋琢磨し技能を磨いていくことを目的にチーム活動をしています。
チームには独立診断士・企業内診断士ともに所属し、現場支援の状況や、企業の最先端情報にも触れることができます。2ケ月に1回の定例会で講師を招いた勉強会やディスカッションを行うほか、実践にもこだわっていて、診断・支援の案件をこなすことで実務従事ポイントも取れます。
次回の定例会は5/21(土)に開催予定です。新入会員向けに岩本組の説明や組員・見学者の紹介を行うほか、再生支援コンサルの基本説明と組員の実家が営んでいる喫茶店の承継の実例紹介を予定しています。見た目は怖い人が多いですが、きちんとフォローします。充実した内容になっていると思いますので、ぜひ参加してみてください。


2.HRC
HRC(HumanResourceConsulting)は、講師を目指している方向けのチームです。
講師として必要なスキルを身につけるべく、研修開発・発表練習・プレゼンの小技共有などの活動をしています。今年は活動テーマに「セミナーコンテンツを作り上げよう!」を掲げて、今後使えるコンテンツを作り、実践してみることに力を入れていきます。具体的には、プレゼン練習、発声練習、セミナーコンテンツ作成、写真撮影会、伝統芸能鑑賞会などを行う予定です。プレゼンスキル向上・講師としての成長やコンテンツ制作能力の向上を図り、より魅力的な人材になることを目指していきます。
原則、毎月第2日曜日10時から12時に活動しています。一緒に楽しくスキルアップしたい方、ぜひ見学にきてください。お待ちしています。



3.オアシス
オアシスの活動は、勉強会6回/年、簡易診断2件/年(メンバーが更新ポイント取得)、その他交流イベントです。勉強会のテーマは、ビジネスITスキルアップ、講師としてのスキルアップ、仕事・人間力のスキルアップなどです。診断士がビジネスの実務に活かすスキルアップを目的に学習します。幅広くスキルアップを目指す方の参加をお待ちしています。



4.実践IT研究会(PIT)
PIT(Plactical IT)は、IT特化のチームです。自身のIT力アップと中小企業へのIT支援力アップを目指して日々活動しています。
主な活動は、ITに関する講義をするほか、各人がITネタを持ち寄って最新の技術やトレンドについてシェアしたりしています。ITネタの発表例としては、ハイブリッドでセミナーをやる時の仕組みや、プログラミング不要でアプリを作成できるノーコードの体験談などがありました。ホームページでも情報発信していますのでぜひ見てみてください。
定例会は毎月第1日曜日で、次回は5/7(日)「Wordpressでホームページを作ろう!」、次々回は7/3(日)「スマホアプリで動画を編集してみよう!」です。ITについて詳しくない方の参加も歓迎します。1回だけの見学でも構いませんので、興味があればぜひご連絡ください。


5.ビジネスモデルカフェ
Expert&Generalistが集まった学際的チームによる価値の共創により、各自の専門性だけではなかなか届かないクリエイティブ領域のコンサルティングや、イノベーションを通じた社会課題の解決等を目指しています。
2020年度にビジネスコンテストに出場して、内閣府主催「地方創生政策アイデアコンテスト2020」優秀賞を受賞しました。
主な活動は、月1回の定例会ではインプットやワーク等を基本とし、さらに有志でビジコンや読書会、セミナー等を通じたアクティブ・ラーニングによりスキルアップを図っています。最近では、VRなど新しいことに関心があるメンバーからの発表や、地方創生に貢献する企画として「エアロバイクで仮想空間ライブマラソン」の実現に向けた活動などを展開しています。ビジネスモデルやイノベーションに興味がある方で、Give&Give&Takeの精神を持った方の参加をぜひお待ちしています。


.FAT
FAT(財務:Finance 会計:Accounting 税務:Taxの頭文字に由来)は、診断士の必須能力である財務診断力を身につけて中小企業の発展に貢献できるようになるためのスキルアップを図るチームです。コロナ禍までは中小企業の経営判断に資する管理会計手法の習得をグループワーク中心に行っており、コロナ禍ではオンライン開催で環境変化に即したテーマを中心にスキル共有を行っています。ちなみに2021年は「非財務情報開示」「中小企業の業況・資金繰り」など会員の専門分野・業務に関連したテーマでスキル・知識の共有を実施しました。
定例会は月に1回、当面はオンライン予定ですが、実会場の場合はアカデミー茗台で行います。5月以降は最新のトピックス、管理会計を中心としたプログラムを予定しています。中小企業の診断・支援において重要である財務・会計・税務の知識を習得したい人、チーム活動に能動的に参加できる人の参加をお待ちしています。



7.企業内診断士の輪を広げる「楽しい」会
“企業内診断士”のためのチームとして、診断士活動の情報交換や、面白い事例の紹介、キャリアの研究等を行っています。企業内診断士の可能性を考え、自分の活動の幅を広げるきっかけを作る場であることを目指しています。
月に1回の定例会では「診断士活動5分間プレゼン」「メンバーの業界研究」「診断士活動の特集発表」などを行っています。また、有志でブログの運営をしたり、マスターコースの紹介イベントの運営に協力したりなど幅広い活動を行っています。
メンバー募集中です。兼部も大歓迎ですので、気軽に気軽に見学に来てください。




8.趣味実践活用会
自分の趣味や好きな事をテーマとして、診断士活動や副業に繋げていけるか色々試している研究会です。発足して4年目、メンバーは現在6人です。これまでの研究テーマ・活動内容は、ワインバル開催、コンセプトカフェでのワイン&カレーイベント開催、価値観ババ抜きインストラクター資格取得、鹿島臨海鉄道の乗り倒し、茨城観光マイスターとして茨城の観光発展の取組み(観光地の視察や調査)等です。今後もメンバーが取り組みたい趣味をテーマとして活動していきます。
メンバーの取組みを他のメンバーがみんなで一緒に親身になって全力で応援する風土があります。ぜひみなさんも一緒にいかがですか。活動は毎月1回、土日の夜にオンラインで開催しています。興味がある方はぜひご連絡ください。


9.ファシリテーション
ファシリテーションとは、参加者の協力を促し全員が納得して結論を導き出すための支援をすることです。このチームは「参加メンバーがファシリテーションの達人になり、診断士業界のグループワーク成果を最大化できている」状態を目指して、ファシリテーションスキル習得に役立つワーク中心に勉強会を行っています。
定例会は毎月第4木曜日の夜に開催しています。リアル開催の場合は東京都中央区の区民館で、Zoomも併用しますので遠隔地にいる方や多忙な方でも参加可能です。ファシリテーションに興味がある方、グループワークでワクワクしたい方、診断士らしいイラストを書くスキルの必要性を感じている方、本業で「さすが診断士」と思われたい企業内診断士の方など、ぜひみなさまのご参加をお待ちしています。



10.デジタルマーケティングラボ
このチームでは、「中小企業にデジタルマーケティングをもっと身近に」をモットーに、中小企業経営における重要課題である売上向上を支援していくためのデジタルマーケティングツールや方法論を検討し、実践を通じて使えるスキルを身につける活動をしています。デジタルマーケティングを『Web・デジタルメディアを駆使して「売れる仕組み」を作ること』と位置づけていますが、多くの中小企業ではノウハウが不足しており十分なデジタルマーケティングを実践できていませんので、デジタルマーケター人材には大きな機会があると考えています。なお、2022年の研究会目標は、各自が身に付けたいと思うデジマ領域を見つけて「具体的に何か一つでもできるようになった」と実感すること、としています。
定例会は月に1回、第3土曜日の夕方を基本としてZoomで開催しています。また、ワイガヤの機会として有志による読書会も月に1回開催しています。設立2年目のフレッシュなチームですので、スタートアップメンバーとして自由に活動できます。積極的に持ち込み企画などご提案いただける方にぜひご参加いただきたいです。気軽に見学に来てください。



11.ビジネスコーチング研究会
コーチングとは、対話を通じて気づきや学び、行動を後押しする手法です。診断士のスキルとしてとても大事なものであり、仕事に限らず人生のさまざまなシーンで役立ちます。コンサルアプローチ(問題解決思考)とコーチングアプローチの対比で考えた時に、お客様が主体となりコンサルタントが後押しをするコーチングアプローチが有効な場合がよくあります。両方できたらよい、と考えているかたにぜひ研究会に参加していただきたいと考えています。
定例会を月に1回行うほか、3か月の間集中して行うチーム活動も行っています。昨年活動したメンバーは、多くのアウトプットを出し、手に入れたいもの(プロ級コーチングスキル、個人ブランディング/キャリアデザイン、売上/収益)の獲得に向けて前進することができました。興味がある方は、まずは説明会にご参加ください。お待ちしています。



12.事業承継研究会
中小企業のゴーイングコンサーンを支援する我々中小企業診断士にとって、事業承継に関する正しい知識を身に着け実践していくことは責務です。机上論に留まることなく研究という名の自己満足に甘んじることなく国家資格者としての真価を互いに問いながら日々邁進する志士の集まりであることを目指しています。
定例会は2カ月に1回、土曜日に都内で行っています。経験は不問です。やる気・志がある人にぜひ参加していただきたいです。




13.チーム岩佐
活動目的は、企業の経営改善への貢献、コンサルティングスキルレベル維持、そして診断士活動を通じて充実感を得ることです。
活動は主に、第3木曜日に実施する月1回の月例会と、年間2件程度のペースで実施している企業診断実務です。月例会では、メンバーが輪番で講師となる勉強会と飲み会を融合して行っています。テーマは講師の得意分野から選定されます。2021年は「テレワーク導入コンサル」「BCP導入コンサル」「中小企業の脱炭素社会対策」などをテーマに勉強会を実施しました。また、企業診断実務では、チームメンバーから持ち込まれる案件に対して、毎回決める案件リーダーのもとで参加希望者が役割分担し、経営改善提案書を作成します。メンバー全員にコンサルチームをまとめる実力がつく運営を目指しています。
自分自身のFairValueを高めたい方の参加をお待ちしています。


サポーター募集

最後に、2021年度政策研サポーターのリーダーである南会員より、新年度の運営サポーター募集の案内がありました。
運営サポーターとは、政策研の定例会・その他イベントの企画・準備を行う政策研運営の実働チームです。主に診断士1年目会員や新入会員で構成され、診断士の最初の一歩を踏み出す際に心強い「横の繋がり」ができること、1年目から研究会の活動に貢献できることなどがメリットとして紹介されました。