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2016年度10月定例会 活動報告

2016年10月度の定例会についてご報告致します。

 

10月度の定例会は、猪瀬会員、水島会員、和田会員、稲垣会員の提案企画として、『元中小企業庁長官 北川氏に聞く「中小企業政策の課題と中小企業診断士への期待」』というテーマで開催されました。

今回は二部構成で実施され、第一部は元中小企業庁長官:北川慎介氏より、中小企業政策立案の考え方と、中小診断士への期待についてご講演いただきました。第二部としてアイデアソンファシリテーター:大川陽介氏によるワークショップ形式で「アイデアソン」を実施し、その場でまとめた提言について北川氏と議論が活発に行われました。

第一部の北川氏講演では現在おかれている中小企業の状況や最近の中小企業に対する政策動向について、中小企業を実際に応援する3つの軸やその応援する内容、さらに応援側のあり方・連携の仕方などについても言及され大変興味深い講演をいただきました。

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第二部では事前の与件「2025年、日本の中小企業が元気に活躍するためには?(この先10年くらいのスパンで実現できそうな政策とは)」に従って大川氏の講演を交えながら、「アイデアソン」をワークショップ形式で実施しました。

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注:アイデアソンとは:

特定のテーマについてグループ単位でアイデアを出し合い、それを短時間でまとめていくワークショップのこと

アイデアを出すプロセスは、(1)テーマ設定、(2)アイデアを広げる、(3)アイデアを絞る、(4)アイデアを強化する、(5)精緻化する、(6)プランに落とし込む、という大きな流れがあるということです。本来のアイデアソンでは2,3時間~半日かけてそれらの作業を実施するものですが、今回は短時間での北川氏への提言まとめまで実施しました。

 

(2)アイデアを広げる、という作業においてはペアブレストを複数回実施して各自が持つアイデアを共有し、広げました。複数人とペアでブレストを実施する中で自分自身気が付かなかったアイデアに遭遇することにワクワクしました。

 

その後、ペアブレストでのアイデアを元に各自3~4つほどでアイデアノートにまとめ、互いに評価をしました。そこで評価が高かった4案+情熱案1案のプレゼン後、北川氏からの個別講評・意見交換となりました。

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それぞれの案は、実現性の高いものから革新的な案も出て非常に興味深いものでした。

例えば、・小学校の教育を見直し経営視点を身につけさせ将来のアントレプレナーを育てるもの、・源泉徴収税の仕組みの抜本的見直しを行い個人事業主活動の活発化を促進するもの、・人口構成と後継者不在の問題まで立ち入ってその両面から解決する案などです。

北川氏講評では、(1)政策立案においてまずチェックすべき事項は憲法違反してはいないか。(2)一般的な社会観念から逸脱していないか。(3)十分な説得材料がそろっているか(定性的・感情的なものではなく論拠・論理が通っておりはっきりしているか)。という政策立案に携わられたからこその講評をいただきました。

そのうえで今回のアイデアについて短時間ながら興味深いという大変高評価をいただけました。

第一部・第二部ともに有意義な、また興味深い定例会で、政策の課題を解決する提言の難しさ、アイデア出しの難しさを体験した定例会でした。

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