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2018年11月度定例会 活動報告


11月度定例会は、増渕健二会員、日景聡会員、木下忠会員、及びビジネスモデルカフェメンバーの企画として『美意識を高めるデザイン思考ワークショップ(プロトタイピング編)』と題し、講演とワークショップのファシリテーションを行っていただきました。

 

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■デザイン思考概論 増渕健二会員

 まずは増渕健二会員から、近年のバズワードである「デザイン思考」についてのご説明をいただきました。

 デザイン思考の定義は様々存在するものの、「デザイナー的思考×ビジネスプロセス(課題解決プロセス)」であると定義されました。特に「デザイナー思考」とは、ユーザ視点からスタートし、観察などの定性的分析と直感的で斬新なアイデアを重視し、実験的に試行錯誤を繰り返すことであるとご説明いただきました。

 またデザイン思考が近年求められている背景として、VUCA時代(移り変わりが早く読めない時代)がきており、論理思考の限界がくる中、クリエイティブ思考が重要視されているとのことで、これは工業化時代に作られた論理思考と脱工業化時代のデザイン思考を対比する考え方であることも述べられました。

 さらに、デザイン思考の手法として、スタンフォード大学 d-schoolの5ステップをご説明頂きました。特に簡単な試作品を短時間で作ることで、アイデアの有用性を素早く検証する「Start small , fail fast」の考え方が大切であることを述べられました。一方で、デザイン思考の考え方は理解しにくいため、体感をしないとなかなか理解することは難しいとのお話もいただきました。

  デザイン思考の活用場面については、使える場面と使えない場面を比較しご説明いただきました。具体的に中小企業診断士として活用する場面として、クライアント観点では「起業家予備軍やチャレンジ精神が旺盛な中小企業」、コンサルティング領域観点では「新規事業開発や新商品開発」のような正解がない領域、課題把握や解決策が思い浮かびにくい場面に活用できるとお話いただきました。

 

■デザイン思考のワークショップ  増渕健二会員

 続いて、増渕健二会員のファシリテーションの元、参加者全員を班分けし、ワークショップを行いました。テーマは、「自動車会社の新規事業開発を任されたチームの社員として、新しい旅の体験を提供する商品やサービスの立案」です。

 各グループで個々人の体験を書き出した後、グループでディスカッションを行い、気づきをブレストで洗い出しながら、ユーザやニーズの仮説を立案していきました。その仮説を活発な議論を行いながら折り紙やシール・モールなどを活用し、プロトタイプを作成し、グループ間での発表とフィードバックを行いました。

 

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 最後に、増渕健二会員より「プロトタイプはフィードバックを通し何度も繰り返すことで商品やサービスの質が上がっていくこと」、「論理思考からデザイン思考に近づくには練習と実践が重要であること」、「中小企業診断士にとってデザイン思考が新たな武器になり得ること」を述べていただき、会場は大きな拍手に包まれ終了致しました。

 

 

 

 

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