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2018年10月度定例会 活動報告

2018年10月度定例会 活動報告

 

10月度定例会は、中口宗紀会員の企画として『人工弁から見た心臓外科50年の進歩と病院経営』と題し、中口宗紀会員に加えて、外部講師として中澤達様と、オメガさと子様、小河知夏様に講演を行っていただきました。

 10月度定例会では、中口会員のご提案による新たな試みとして、sli.doを活用して参加者からの質問をリアルタイムに画面上に映し出すというスタイルがとられました。

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■2度の心臓手術を経て得た知見と診断士と医療の関わり方 中口宗紀会員

 まずは中口宗紀会員から、幼少期と昨年の2回に渡る心臓手術の経験をご紹介いただき、近年の企業の健康経営に対する取組や心臓外科医療の最新事情、医療機器産業に対する政府のものづくり支援に関する補助施策をご説明いただきました。

 中口会員は幼少期に先天性の心臓心室中隔欠損症により外科手術を受け、昨年9月にバルサブラ洞動脈瘤という珍しい症例で2度目の手術を受けました。

 講演ではご自身の経験を生々しくお話しいただき、かかりつけ医の大切さ等をご教示いただきました。また、中口会員は、事業承継のリスクには経営者の突然の病があるとの考えから、健康経営アドバイザー初級の資格を取得しており、健康診断結果を基にした健康状態の簡単な判断方法をご紹介いただきました。

 さらに、病院経営について、診療報酬の実態や、消費税増税、PX(患者経験価値)向上の将来課題についてお話しいただきました。医療機器産業は、政府の成長戦略に位置付けられる一方、世界的に日本は下位に位置します。各種の医療機器開発の公的支援制度に診断士が積極的に関わることで競争力の強化に貢献できる可能性があるとのことです。

 

■オメガ3オイルの効用 オメガさと子様

 次に、外部講師のオメガさと子様から料理研究家として推奨する「オメガ3」オイルについての効用をご説明頂きました。オメガ様は20年の看護師歴を持ち、内7年を血管カテーテル医療に従事しました。血管疾患看護やご家族の介護の経験から、身体を作る食の重要性を世に広めたいとの想いからオメガ3オイルの普及活動に注力しています。オメガ3は主に魚の油(DHA・EPA)、エゴマ油などから摂取できる脂肪酸であり、心疾患を防ぎ、心身の健康や若さを保つ効果があります。最近ではGoogle等の健康経営を取り入れる企業で注目されています。

 講演中、オメガ3オイルをヨーグルトに入れた試食が行われ、sli.doを活用した質疑応答では、興味を持った多くの参加者から摂取の頻度や量、調理方法等についての質問が行われました。

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医療機器業界の概要とワークショップ  中澤達様

 最後に、東京都健康長寿医療センター「血管外科部長」、北里大学大学院医療マネジメント教授、東京大学医学部非常勤講師を務めている中澤先生に登壇いただきました。先生は外科医として臨床の現場に立つ傍ら、ハーバードビジネススクール医療経営学を修了し、大学で経営学の研究と講義を担当されています。また、グロービス経営大学院客員准教授としてクリティカル・シンキング講座の講師もされています。医師と経営学は一見異なる分野に見えますが、PDCAを回すという点で同じベクトルを有するパラレルキャリアだとおっしゃいます。

 始めに医療と経営の専門家の観点から、医療制度の問題点や医療機器マーケットの特徴を解説いただき、医療機器特有の低いローンチ率や海外企業と日本のグローバル戦略の違いを多面的な観点からご説明いただきました。

 

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 その後、参加者全員を班分けし、グループディスカッションを行いました。外部からご厚意でご参加いただきました小河知夏様に題材を朗読いただき、臨場感溢れる雰囲気の中、小さな町工場が最先端医療の分野に進出すべきか否かを議論しました。時間がなく短いセッションでしたが、各テーブルでは活発な議論が行われ、中澤様のコメントと合わせて新たな視点を得ることが出来ました。

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 複数の外部講師のご参加や試食提供、sli.doを活用した質疑応答、ナレーションによる朗読&グループディスカッションなど、これまでにない斬新な取組みに参加者一同が感銘を受け、終了後、会場は大きな拍手に包まれました。

 

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