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2017年度04月定例会 活動報告

2017年4月度の定例会についてご報告致します。

4月度定例会は、岩本亨会員の企画として、『事例に学ぶ、中小企業の社長はどのような支援を求めているのか?』と題して、中小企業診断士でもある島根県信用保証協会出雲支店支店長 小野拳さんに講演を行っていただきました。

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講演は小野さんがいらっしゃる島根県の紹介に始まり、小野さんが担当した印象深い2企業の事例、経営者との対話で気づかされた事と講演が進んでいきました。

支援企業の事例

講演の前半では、小野さんが担当した企業の事例として、パン等製造業と衣料品製造業の2つの事例が支援に至る経緯からどのように支援していったのか、具体的な行動を交えて紹介されました。

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パン等製造業の事例では、民事再生適用後の最高益を達成した経営改善について紹介されました。資金繰りが厳しく、誰も応援してくれない状況でも4年間、毎月一日も遅れずに代位弁済の返済を続けてきた経営者。その様子を見ていて、何とか力になれないかと強く思い、朝3時にパン工場を見学したり配送に同行したりして自らの目で問題点を見つけ、提案し、経営者に寄り添うことによって経営改善に繋げた保証協会の担当者。担当者の思いと経営者の思いのぶつかり合いの中で、信頼関係を構築して改善を実現させていったプロセス・・・。現場に深く入り込んだ改善活動を聞ける貴重な機会となりました。

衣料品製造業の事例では、主要取引先の破綻により連鎖倒産の危機をなんとか回避した企業を立て直すべく支援した取り組みが紹介されました。受注量が増加しながらも資金ショートが予想される事態の発生、なんとか資金ショートを回避する(奇策とも言える)対策を模索し実現させ、資金繰りをつないだ。経営改善のお手伝い以上に、経営の一翼を担う覚悟で行われた支援は参加者にとっても大変興味深い内容でした。

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経営者との対話で気づかされた事

講演の後半では、小野さんが経営者の方々との交流によりカタチ作られていった「顧客幸福」「従業員幸福」を中心にお話をいただきました。「顧客満足」と「顧客幸福」、「従業員満足」と「従業員幸福」の違いはなんなのか・・・?

顧客満足=低価格、高品質、短納期/従業員満足=高処遇、ラクな仕事

→このように短絡的にとらえ疲弊する経営者が多いが

顧客幸福=夢や感動、気配り、価値に気付かせる/従業員幸福=成長の実感、やりがいなど

→顧客や従業員から支持され、結果持続できるのはむしろこうしたこと

そして、それぞれの「幸福」を実現し、高い実績をあげている企業の事例が紹介されました。

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「多くの経営者は孤独であり、本気で応援してくれる人。戦友がいない。」「だからこそ経営者に寄り添い、心の叫びを聞ける人が必要とされている。」多くの現場で中小企業の経営者を支援してきた小野さんから発せられる熱い言葉の数々は、参加者の胸を熱くし、講演後は会場が拍手に包まれました。

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