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ご案内:11月度定例会のご案内

<2017年11月度定例会詳細>

中小企業政策研究会の11月度定例会の詳細をご案内させて頂きます。
皆様、是非御参加下さいますよう宜しくお願い致します。

■本会

【日 時】11月14日(火) 19:00~21:00

【場 所】文京シビックセンター4階 シルバーホール
東京都文京区春日1‐16‐21
http://www.city.bunkyo.lg.jp/shisetsu/civiccenter/civic.html

【テーマ】FAT印刷の事業計画書を作成しよう!
【提案者】藤本会員
【講師】藤本会員・FAT会員に副社長役を依頼
【内容】
資金調達が必要な創業時、補助金を申請するとき、事業が軌道に乗った後の金融機関からの借入時、株主や投資家への説明時、会社をM&Aで売却するとき、事業再生時・・・様々な場面で事業計画書の作成が求められます。
このように、事業を行う個人や会社にとって、事業計画書の作成スキルは必須スキルといえます。
 しかし、人的資源が限られる中小企業では、事業計画書の作成スキルのある人材の確保は難しく、経営者が独自流で作成するか、作成できる人材を内部で育てるか、外部の人間に作成を依頼するかのいずれかの選択となっているのが現状です。
中小企業が主なお客様となる診断士が事業計画書作成のアドバイスを的確に行うことができれば、コンサルティングに厚みを持たせられますし、何よりお客様に喜んでもらえるコンサルティングができると考えます。
さらに、事業計画書の作成支援により、中小企業の成長発展を支援することにも繋がります。
ただし、事業計画書の作成は、本を読んだだけでは難しいです。
今回の定例会では、FAT印刷が作成した事業計画書を、中小企業診断士としての立場からアドバイスすることで、ブラッシュアップしていく過程をワーク形式で体験いただきます。
そもそも、事業計画書の定義は?
事業計画書作成のポイントとは?
金融機関に納得してもらう事業計画書作成のコツとは?
といった疑問にお答えいたします。

 

■懇親会

【時   間】21:15~

【会   場】北海道 後楽園メトロ・エム店
http://tabelog.com/tokyo/A1310/A131003/13116515/

【予約名】中小企業政策研究会 原(はら)

【会   費】 3,000 円
※懇親会の出欠予約・変更は以下のML宛にのご相談ください。
サポーターML:sp-seisakuken2017@googlegroups.com
—————————————————–
■今後の定例会スケジュール
以下のリンクより、「年間スケジュール」をご確認ください。
http://www.shindan.gr.jp/schedule

 

2017年度10月定例会 活動報告

10月定例会は独立診断士の小田恭央会員、村上知也会員、花畑裕香会員の企画「政策研新旧チームリーダーが語る!独立診断士3人がどうやって独立したか」をテーマに、
事前に集めた会員からの質問に対し、3名の会員がパネルディスカッション形式で回答するという会でした。

■パネラー紹介
〇小田恭央会員
大手電機メーカー、ITコンサル会社を経て独立。独立当初はITコンサルをメインに受注。現在は産学官連携や書籍の出版、アニメ関係など幅広い分野で活躍中。

小田さん

〇村上知也会員
大手SIerを経て独立。診断士予備校の講師に加え中小企業施策に基づいたコンサル、専門家派遣、セミナー講師業などで活躍中
村上さん〇花畑裕香会員

会社員、診断士養成課程を経て独立。現在は2人の子育てと両立しながら、大学院特任講師や企業のマーケティング支援などで活躍中。

花畑さん

■パネルディスカッション

PD

Q1.独立前の準備や、人的コネクションのつくり方について教えてください。

村上「営業活動はしていませんでしたが、独立に備えて先輩や公的機関の人と知り合うことを大切にしておりました。受験生時代を含めた人のつながりは大きいですね。」
小田「書籍の執筆を行ってました。自ら営業活動をすることは少ないですが、書籍を出していると、そこから問い合わせが来て仕事に繋がることが多いですね。」
花畑「大学院での養成課程が独立の準備期間と考えてました。地域ブランド向上業務に関わることができ、専門的に勉強したことで今後の仕事に繋がりました。
また独立後に大学院の教授や先輩との繋がりから、公的機関の窓口の仕事をいただくことができました。」

Q2.独立のきっかけについて教えてください。

村上「私は受験勉強期間から独立する意識が強かったですね。診断士になった後、先輩から独立しないと受注が難しい仕事をいただいたことで、決意しました。」
花畑「会社員時代から生活を変えたいと思っており、30歳を契機に『生活・子育てできるのか?』と考えて、もう少し時間をコントロールできる仕事したいと思いました。
また企業の社長の手伝いがしたいという気持ちが強かったですね。そのような理由から診断士の勉強期間に独立を決めていました。」
小田「私は同じ仕事をしていると飽きやすいので独立しました(笑)。今でも飽きると新しい仕事を探しており、今新たに取り組んでいる産学官連携の仕事もその一環です。」

Q3.独立時の貯蓄はどれくらいありましたか?

村上「SIerの退職金が入ったため、それなりにありました。」
花畑「私は旦那のお金で大学院入学させてもらったのでマイナスでした(泣)。」
小田「私は物欲も無く、安い賃貸アパートに住んでおり、蓄えがありました。」

Q4.年収の推移について教えてください。

村上「独立して3年目には会社員時代の年収は確保できました。会社員時代の1.5倍くらいはありますね。」
花畑「私も村上さんと同じで、現在は会社員時代の1.5倍くらいですね。ただ出産が重なった時は大幅に落ち込みました。」
小田「私は独立当初にITコンサルをしていた時代が最も高かったです。今は年収よりも、アニメ関係など自身の好きな仕事に時間を費やしています。」

Q5.現在はどのように仕事の情報を収集し、獲得しておりますか?

村上「公的機関の窓口相談員に応募したり、診断協会の繋がりで仕事の情報を収集しています。」
花畑「私も公的機関の公募と検索しますね。毎年2月頃が多く、その時期に探すと意外と募集している機関を見つけることがありますね。」
小田「書籍の企画書を書いて出版社に提案しています。少し前のクラウドファウンディングなど、誰もやっていない分野の書籍の企画は通りやすいですね。
冒頭にも言いましたが、書籍を出していると、そこから問い合わせが入って仕事に繋がることがあります。
ちなみに他の診断士では『ものづくり補助金』などの申請支援をやっている方は稼いでいると思いますよ。」

Q6.受注単価上げるコツはありますか?

村上「公的機関の仕事は単価が決まっており厳しいですが、付加価値提案をすることで、上げてもらったことがあります。
地方で単なる講演依頼をいただいた際に、経営者相談会のセット開催を提案することで単価を上げてもらいました。」
花畑「確かに公的機関の単価は変わりませんね。コツは難しいですが、民間企業は成果を出せば上がっていきますね。」
小田「私は何か成果物を作成する際に、単純作業は外注に依頼することで時間単価をあげるように努めております。」

Q7.自身の強みを強化するためにやっていることはありますか?

村上「SIerに長くいたのでITが強みですね。それを強化するために様々な情報をSNSなどで発信するようにしています。」
花畑「診断士の勉強、コンサル業務を通じて、商品をゼロから作る提案ができるところが強みです。単純な強化ではないですが、
ヒューマンスキルとしてコーチングを学んだことは講師業や社長へのヒアリングに役立っていますね。」
小田「私は強みはあまり意識しておりません。ただ逆に『面倒くさがり』という弱みを解消できるように、単純作業をマニュアル化して外注を使っております。」

■総括
今回の定例会では、三者三様の独立活動について、議事録として掲載できないような生々しい話も交えて聞くことができました。
参加した会員へのアンケートにおいても満足度が95%を超え、非常に有意義な会となりました。

全体

2017年度11月定例会 活動報告

2017年11月度の定例会についてご報告いたします。

 

11月度定例会は、FAT、藤本江里子会員の企画として『FAT印刷の事業計画書を作ってみよう!』と題して、講演を行っていただきました。

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講演ではまず仮想企業である「FAT印刷」の現状と事業計画書の概要や作成のポイントについてご紹介いただき、それを踏まえてFAT印刷の新規事業に関する事業計画についてワークを行いました。

今回はFAT印刷の社長の息子である副社長を中心にストーリーが展開していきました。立体印刷が可能な高機能プリンタを導入した新規事業立ち上げのために融資を受けるべく事業計画書の作成をしましたが…

 

事業計画書とは

講演では初めに、事業計画書の概要と作成のポイントが紹介されました。事業計画書とは、英語ではビジネスプランと訳され、現時点から数年間にわたり、毎年どのように事業を遂行し、その結果どのような成果が生み出されるかを示したものであり、作成の目的はアイデアの肉付けと具体化のためにおこなう内部向けの目的と、他者(主に銀行などの融資先)への説明となる外部向けの目的など、複数の目的を有するとの説明がありました。

事業計画書作成のポイントとして、下記の5つのポイントを紹介されました。
1.何のために作成するのかという目的を明確にする
2.誰にみせるのか?をイメージする
3.見せる相手が気にすることは何か?を考える
4.見せる相手がすきな書き方(あるいは作法)があるかを確認する
5.相手にとって何が魅力的か?その結果協力してくれるか?を考える
このような説明の後、副社長が作成したFAT印刷の事業計画書をもとにワークをおこないました。

 

ワーク1:副社長が作成した当初の事業計画書はどこがだめだったのか

副社長が作成した事業計画書では、銀行の融資担当者に「これでは融資できない」とあえなく断られてしまいました。当初の新規事業の内容は、立体印刷を用いたデザイン性の高い結婚式用の招待状や席次表などを手掛けるものでした。その事業計画書にどのような問題があるのか、どのようにしたらいいのかを、グループごとに分かれてワークをおこいました。議論の後に副社長役のFAT会員の方にインタビューをして、問題点と課題を探っていくワークは指摘点も多数用意されていて、大いに盛り上がりました。

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その後ストーリーは進んでいき、融資を断られた副社長は中小企業診断士に相談し、事業計画書の作り直しにとりかかりました。その過程で副社長は業界では名の知れたオタクであり、幅広いオタク人脈を有することが発覚しました。その人脈により新規事業である立体印刷を用いた高度な印刷技術によって実現できる、品質の高い同人誌印刷には大きなニーズがあることを発見しました。そこでそのようなニーズや副社長の強みを生かした新規事業に光明を見出し、作り直した事業計画書を手に、ふたたび融資担当者のもとに出向くこととなりました…

 

ワーク2:同人誌印刷事業を追加した事業計画書について

作り直された事業計画書が、①当初の事業計画書との違い、②どこがどのように評価できる、③自分ならもっとこうする、という3つの観点からグループ内でワークをおこないました。先ほどのワークと同様に、議論の後に副社長役のFAT会員の方にインタビューをしてグループ内での意見をまとめ、発表していきました。ざっくりとしていた内容が具体的になった、ターゲットが明確化した、リスクが分散された、事業承継の観点があるのが評価できる、もっと熱い思いが伝わるようなことを書いてみては、などの意見が挙がりました。

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まとめとして、診断士はあくまでお手伝いであり、経営者自身で事業計画書を作成できるように寄り添い、経営者に手を動かしてもらうのが大事であること、融資担当者は返済可能かどうかを気にしているので、資金繰りを数字で示すこと、必須項目や懸念事項、フォーマットなどは事前に融資担当者に確認すること、などのポイントの解説がありました。

 

そして、事業計画書を作り直した結果、見事に融資を獲得したFAT印刷。実は融資担当者も「こんな事業計画書を待っていた…」と涙を流すほどのオタクであったという衝撃的な展開と共に、副社長は新規事業を推進していくこととなりました。
時に笑いがおきるなど終始なごやかな雰囲気の中進行された発表も終了時には盛大な拍手に包まれました。次回予告「FAT印刷に、M&Aの話が…!?」とますます気になる展開に期待が寄せられるなか閉会を迎えました。

 

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