2015年2月度定例会の風景

2015年2月度の定例会についてご報告致します。

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2月度の定例会は中小企業政策研究会会員の堀江賢一さん企画として、株式会社プロデューサー・ハウス 代表取締役社長 堀切研一さんをお招きして、経営シミュレーションゲーム「ビズストーム」のワークショップを行いました。

「ビズストーム」は経営を模したゲームをプレイすることで、ビジネスに必要な要素を体感的に学び、実践につなげられる研修用のビジネスゲームです。財務面にフォーカスした難解な経営ゲームは多いですが、「ビズストーム」は競合との関係を重視しているなどマーケティング重視で、かつ誰でも楽しめるゲームでした。主に学べる内容としては、マーケティング面の「市場の選択、競合への対応、価値創造、価格設定」、マネジメント面の「経営資源の分配、人材の使い方、社長の時間の使い方、資金管理」です。

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当日は、二人一組で1テーブル4~5組を作り、6テーブルに分かれてゲームを行いました。ゲームは以下のようなシーンから始まります。「あなたはたった一人で起業した社長です。今まで食品業界(成熟市場)とIT業界(成長市場)の職歴があるので、いずれかもしくは両方に参入するつもりです。資本金を何とか集めることができましたが、出資者からは、「8期(定例会では時間の関係もあり3期で行いました。)で結果を出せ」と言われています。」

 

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実際にゲームをやり始めると、最初は「初体験」ということでルールに戸惑いながら皆さん手探りで進めていましたが、さすがは診断士の集まり、2期目にもなると、すっかりゲームを理解して「この市場は競合が多い」、「付加価値を高めてニッチで勝負」など積極的に参加し、「ビズストーム中毒者」が続出していました。あっという間に3期が終了し、テーブル単位で一番資金を増やした組には、報償として記念撮影と記念バッチが送られました。

 

 

最後に、全員でゲームの感想を共有しあったのですが、「診断士はニッチが好き」「競合の有無は重要」「大企業は強い」「価格設定は大切」「戦略のブレは命取り」など診断士らしい意見があちらこちらで飛び交っていました。ゲームを楽しみながら経営も学べる「ビズストーム」の素晴らしさを実感でき、大変有意義な時間とな20150217_04りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

【今後の定例会日程】詳細は後日掲載いたします

3月度定例会 3月17日(火)19:00~21:00予定
テーマ名:「金融機関は中小企業をどう見ているのか?」

4月度定例会 4月21日(火)19:00~21:00予定
テーマ名:「ここが変だよ、中小企業の決算書」