2014年3月度定例会の風景

2014年3月度の定例会についてご報告致します。

3月の定例会はチーム「岩本組」が担当し、桐明 幸弘氏をお迎えしご講演頂きました。

 

テーマ「M&Aの基礎知識」

講 師 CRC企業再建・承継コンサルタント協同組合執行役員

株式会社インテグリティサポート代表取締役 桐明 幸弘氏

 

始めに、桐明氏からは金融機関等の経歴を通じ、日本におけるM&Aの経緯、最近では「外資の日本企業買収(OUT-IN)」が増加傾向にあるなどM&Aの動向を解説頂きました。また、M&Aが経営の手法として必要性が高まってきており、中小企業診断士においても正しい知識を身に着ける事が大切とのご示唆を頂きました。

 

2014032201次に、事例を交えながら①合併 ②株式買収 ③債権買収 ④事業譲渡についてのスキーム説明、「M&Aはファイナンスである」との視点が重要であり、その本質は①売上増大 ②経費低減 ③シェア拡大の3つに集約されるというポイントを説明頂きました。

 

また、M&Aの進め方について流れをご解説頂き、対象の事業価値評価を行うベンダーデューデリジェンス(VDD)、基本合意で対外発表を行う段階であるLOI(Letter of Intent)、統合効果の最大化を図る為のPMI(ポストマージャーインテグレーション)について、また、アドバイザリーサービスの内容、報酬、留意点についてご解説頂きました。

 
2014032202最後に、質疑応答の中で「事業承継や再生を担う診断士となる為にどのような勉強が必要か?」との問いに対し、①法律の要素 ②会計・税務の要素 ③アナリスト的要素 ④外国語 ⑤穏やかな性格(コミュニケーションスキル)が求められている。とご教授頂きました。

 

本定例は多くの会員が出席し、事業承継・再生に関する関心の高さが伺われました。診断士として社会のニーズに応えられる様、実践的勉強を重ねていく重要性を痛感しました。